Asahi Business Consulting|朝日ビジネスコンサルティング

朝日ビジネスコンサルティング 福岡・九州を中心にサービスを提供するコンサルティング会社です

Asahi Business Consulting|朝日ビジネスコンサルティング

朝日ビジネスコンサルティング 福岡・九州を中心にサービスを提供するコンサルティング会社です

neta.6/家業から企業へ

人材の育成

 「人材の育成」は企業にとって最重要課題の一つです。ここ数年、「人材の育成」についての方向性が大きく変わってきています。経営者は雇用環境の変化と同時に、人材育成の方向性にも変化を加える必要が出てきています。

「育成」のビジョン

一般的に、企業において人を育てる場合、その社員にどういった活躍を期待しているのかという「ビジョン」を、育成する側が持つことが必要です。ビジョンとは「数年後(数カ月後)には、こういう風に行動し、こんな目標を達成できる」というイメージであると考えます。ビジョンが抽象的であったり、目標が具体的であってもビジョンの示すあるべき姿へ至るプロセスが見えない場合、教育の結果に確実な効果は持てません。これまでは終身雇用が前提の長期的な社員教育が行われていました。しかし、雇用の前提が崩れ始め、数カ月単位での短期的な教育のビジョンによる人材教育が主流になりつつあります。

「育成」の目標

 終身雇用が前提の時代には、社員は会社の中で描かれた年功序列の地図の上を短期的なOJT(職場内訓練)を積み重ねていくことで育成目標が達成されてきました。多くの大手企業では、総合職、一般職、技術職といったコース別人事制度下で、育成目標を選択してきました。前述のように、終身雇用が崩れ始め、年功序列が無くなりつつある今、従業員は自分のライフワークの目標を会社に依存することが出来なくなっています。
 企業も長期的な育成のもとに人材の活用を図る余裕がない中で、即戦力、短期的に効果的な結果を出す職務行動のための人材育成を求めています。会社は、社員の雇用が長期的に利益をもたらせば雇用を続けるし、その都度必要な育成も行うというのです。「育成」について会社は「○○さんという社員が●●●をできるように」という社員個人に対する期待目標ではなく、「●●●ができる社員を育成または採用」という不特定社員に対する期待目標に変わったのです。

「育成」の方向性と社員のキャリア

 人材教育に重要なポイントは「育成」のビジョンです。しかし、会社が育成の目標を「不特定社員に対する期待」に変えたと同時に、社員は自分の育成ビジョンは自分自身で立てなければいけない状況になりました。しかし、それに気付いている社員はごく一部なのが現実です。いくつかのビジョンにたどり着く道程を「キャリア」といった概念で捉え、個人が自分の目標を達成するための能力と経験を身につける考え方があります。即ち、自分のビジョンは自分で立てていくのです。会社が「キャリア」を提示して、社員が選択して「育成」していく方法をとるケースも増えています。
 中小企業にとっては、「キャリア」を考えるほど道は多くないという経営者もいらっしゃいます。しかし、社員に対して期待する姿である「ビジョン」を打ち出すということは、企業としての方向性を打ち出すこととほぼ等しく、大小に関わらず企業に必要なことと私は考えています。
【ネタの情報源】 津田眞澂編「人事労務管理」ミネルヴァ書房/アーサーアンダーセン「ヒューマン・キャピタル・マネジメント」生産性出版

このページの先頭へ戻る

朝日ビジネスコンサルティング株式会社 〒812-0011 福岡市博多区博多駅前 2-2-1 福岡センタービル 5F TEL 092-436-4141 FAX 092-436-4143

Copyright © 2005-2017 Asahi Business Consulting Co., Ltd. All rights reserved.